出産時の状況と発達障害とは、深い関わりがあると思った出来事について。

発達障害について
jacqueline macouによるPixabayからの画像
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こんにちは、ハッチェです。

 

出産時の状況と発達障害のリスクは深く関係していると思った出来事についてお話しします。

 

 

息子がまだ小さいころ、発達障害やグレーゾーンの子たちが通う療育教室に通っていた時に、出産状況と発達障害の関係性の強さを思い知った瞬間がありました。

 

空き時間になんとなくクラスのお母さんたち7人で出産時の話になったのですが、驚くことに7人中6人が、帝王切開で出産したとのことです。

 

こんなに帝王切開ばかり集まる偶然てあります?

(ちなみに、夫が生まれた時も帝王切開で、発達障害です)

 

下記は2019年の日経メディカルの記事ですが、帝王切開は自閉症スペクトラム障害(ASD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)のリスク上昇に関連性がある、という内容が掛かれています。

過去30年間に帝王切開分娩が世界的に増えており、特に、医学的適応のない帝王切開の増加が目立っている。スウェーデンKarolinska InstitutetのTianyang Zhang氏らは、帝王切開での出産と産まれた児の神経発達や精神疾患との関係を調べる系統的レビューとメタアナリシスを行い、帝王切開は自閉症スペクトラム障害(ASD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)のリスク上昇に関連していたと報告した。結果はJAMA Network Open誌電子版に2019年8月28日に掲載された。

出典:日経メディカル JAMA Network Open誌から
帝王切開は児のASDやADHDのリスク上昇に関連
経腟分娩と比較した系統的レビューとメタアナリシス より

 

日本においては、帝王切開による出産は約5人に1人(20%)

文部科学省によると、小中学校で学習面や行動面で著しい困難を示す児童は6.5%。(ここにはグレーゾーンは含まれていないので、実質的には6.5%どころじゃなくもっと多いはず)

 

息子は帝王切開ではありませんでしたが、鉗子分娩だったので「通常」の出産とは言えない状況でした。

 

<鉗子分娩とは>
鉗子という篦(へら)状の器械で胎児の頭部を挟み,牽引して胎児を速やかに娩出させる人工分娩法。鉗子分娩が行われるのは通常,分娩の進行が停止し,胎児が弱ってきて(胎児仮死),速く産ませないと危険な場合である。そのような危険は,主として産道の出口部が狭い場合,児頭の回旋異常とくに低在横定位,分娩遷延によって起こる。かつては開腹による帝王切開術が母親にとって危険であったために,鉗子分娩が盛んに行われたが,今日では帝王切開がきわめて安全に行えるようになったので,鉗子分娩を行う頻度は多い施設でも5%程度にすぎない。

出典:株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 

 

 

発達障害の原因はまだ解明されていなくて、遺伝的な要因が大きいとされることが多いですが、自分の周りの発達障害やグレーゾーンの子には帝王切開がやけに多すぎです。

自分を含め、出産時の状況は発達障害と何らかの相関関係にあることを強く思いました。

 

そもそも、発達障害の割合が男の方が女の子よりも多いため、男の子が異常分娩で生まれた場合、発達障害の確率が高くなるのでしょう。
(療育教室の子もみんな男の子)

私の知人で帝王切開で生まれた女の子が3人いますが、3人とも健常児です。

 

もちろん、帝王切開と発達障害とはあくまでも関連性があるということで、帝王切開で生まれた男の子が必ずしも発達障害になると言っているのではありません。

自分も鉗子分娩だったし、周りの発達障害やグレーゾーンの子に帝王切開があまりにも多いので、特に男の子の場合は、出産状況によっては発達障害だったりグレーゾーンのリスクが上がる可能性がある、ということを言いたいのです。

望まなくても、帝王切開や特殊な分娩方法による出産になってしまうことも多いです。不安をあおるつもりは一切ないので、不快な思いをさせてしまったらすみません。

自分の周りに帝王切開で生まれた男の子が発達障害が多い状況と、帝王切開は自閉症スペクトラム障害(ASD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)のリスク上昇についての記事について、発達障害の子を持つ母親としてもっと知ってもらいたい気持ちが大きくなって、書くことにした次第です。

 

ひとつの意見とデータに過ぎませんが、知識として頭の片隅にあってくれたらなと思っています。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

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