子どもの偏食×発達障害。理由はただの好き嫌いじゃない。

発達障害について
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発達障害の特性を持つ子供の中には偏食の子が多くいます。食べられないのはただの好き嫌いやワガママじゃなくて、発達障害の特性による場合があります。
極端すぎる偏食にどう対処したらわからない、責任を感じてしまう方に伝えたいことは、何をどんなに工夫しても食べてくれない時期があるということ。
長い目でゆっくり付き合っていけば大丈夫です。
息子も、ひどい偏食持ちです。
食べられないものが多いので家での食事はまだ一人だけ別メニューの時もありますが、成長とともに確実に食に興味を持ってくれています。
同じような偏食を持つお子さんについて悩みを抱えている方がいたら、考え方や今後の対応についてぜひ参考にしてください。

必ず、成長によって改善されます

発達障害の特性を持つ子供の偏食は成長によって改善されます。
問題は、親が、その成長過程で偏食とどうつきあっていくか、どのようなモチベーションで対応していくかということ。
食事を用意する人(多くの場合お母さん)に対して不安をあおるような言動はするべきでないです。
発達障害による偏食はただの好き嫌いとは違うことについて周りの理解は不可欠です。
環境は、食事そのものの工夫よりも大きな役割を果たす場合があります。
家→
一人用のテーブルと椅子を用意して特別席を作った→特別感が嬉しくて座ることの習慣づけが出来た。
幼稚園・保育園・学校
みんなと一緒に食べることで競争心が芽生え、食べられない食材が多く克服できた。

偏食の原因は、発達障害の特性である感覚と味覚の偏り

発達障害の特徴を持つ子供が極端に偏食だったり食事に興味を持ってくれない理由として感覚・味覚が過敏であったり独特であったり、人と違うため食べられないということが言えます。
こういった場合は食材や調理方法、味のバリエーションの許容範囲は普通より狭いです。
この根本的な部分は工夫したくらいでは簡単に変わりません。
本人の感覚・味覚が発達したり変わらない限り、食べられるようにならないし、人によっては食事を楽しく思えないとおもいます。
この時期は食事=空腹を満たすための手段です。
ここが成長とともに変化するといろいろ変わってきますので、焦らなくて大丈夫です。

気持ちが楽になった専門家の言葉。

私がずっと悩んでいた息子の極端な偏食。
かなり限られたメニュー・味付けのものしか食べてくれませんでした。
 
息子のNG食材は、
野菜果物はすべて(味よりも、赤と緑のビジュアルがダメ)
咀嚼しても飲み込みにくいお肉
香辛料・辛み・苦味・酸味
カレーライスやスパゲッティ
牛乳チーズヨーグルト
みじん切り系のハンバーグや肉団子・お好み焼きにすると大丈夫なのですが、そこまで好きでもなく期間が短いとあまり食べてくれませんし、味の許容範囲も狭かったです。
 
好物はというと炭水化物と揚げ物。
栄養面はかなり心配しました。
 
息子は大学病院や療育に通っていたので、食事の事は都度専門家に相談していましたが、とにかく言われたのは「大丈夫」ということ。
あまりにも偏食なので親としては栄養面が不安で仕方ないのですが、考えすぎず神経質になり過ぎないモチベーションが大事。
子供の食事を作る人、多くはお母さんは、子どもが偏食だったら食べてもらう工夫をしないわけはないです。
もし、子供が食べない事が続いても、サポートする他の人、たとえばお父さんだったり祖父母の方だったりは、食事を用意するの人の不安をあおるようなことをむやみに言うべきではないと思います。
大学病院の先生も、療育の先生も、療育現場の管理栄養士の先生も、保育園の先生も、揃って言うことは、大丈夫、本当に栄養が欲しくなったらある時から体が欲して食べるから、お母さんあまり悩まないでということでした。

食べられるようになるタイミングがくるまでゆっくりペースで無理しないこと。

完食することの達成感を得られるように、食べられるものだけ、量も少な目に、というやりかたを聞いたことが有ったので家でやってみましたが、保育園に入った頃は、食べられるものが少なすぎて、食に興味が無さ過ぎて、まだその段階にはありませんでした。
なので給食は入園後一番の心配事でした。
2歳児の年少から保育園に行くようになった息子。
入園した最初の3か月間は給食の時間におじゃまして息子の横に付き添っていました。
最初は席に座ることもすんなり行きません。
みんなが食べ終わるころにようやく座って食事がスタートし、白いご飯だけ食べる日が続きました。
白いご飯だけかき込むように食べる様子は、空腹を満たすためだけの食事といった感じで、それは半年ほど続きました。
それでも、少しずつ、先生の声掛けや周りのお友達に触発されて、一口二口おかずにも手を伸ばすようになって行ったのです。入園から1年半後、年中さんの秋には、完食出来る日も出てきました、と担任の先生が教えてくださいました。
1年半の給食で頑張ったことは、家での何年分かに相当したでしょう。
お腹がすいた状態でみんなで食べる給食は、何よりも偏食改善効果があったようです。
みんなと一緒に食べると競争心が芽生えますし、食べられない食材も食べてみようと挑戦するきっかけとしてベストな環境なのかもしれません。
ちなみに、給食と同じものでも家だと食べない事がしばらく続きました。
子どもだって、外では甘えられないことを分かっているから気を張って頑張っているのです。
なのでそのことはあえて咎めませんでした。
基本家では食べられるものしか出しませんが、時々さらっと苦手なものも出します。
食べられるようになったかの確認です。
嫌がる野菜などは、
「一口だけ食べてほしいな。ダメだったら残してOKだよ。」
というルールで、これからもゆっくり対応していこうとおもいます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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