放課後等デイサービスの選び方。見極め方。最善の選択のために。

子育て
TumisuによるPixabayからの画像
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こんにちは、ハッチェです。

息子は3歳の時から児童発達支援を利用しています。
(※児童発達支援も放課後等デイサービスも、障害児通所支援事業の一環で、未就学児を対象としたものが児童発達支援、就学児を対象としたものが放課後等デイサービスと言います)

やたら情報通のママ友はいないため、通える範囲の施設はとりあえず調べて内容が良さそうなら電話したり見学に行きましたので、わりと徹底的に調べたほうだと思います。

今まで見学に行った施設は5か所、その中で実際通ったのは2か所です。

 

自分なりの、放課後等デイサービスの選び方について書いて行こうと思いますので
何かしら参考にしていただけたら幸いです。

 

どの放課後等デイを見学に行くかを絞り込むための手順

求める支援は何かをはっきりさせる

どの事業所に通所するかを決めるまでの流れは、ネットや電話での情報収集の後に実際子供と見学に行き、良ければ契約して利用を開始する、というものです。

事業所の中には英語や音楽、水泳や体操などを療育のプログラムとして実施している習い事感覚のところもありますが、そういったところは競争率が高くて空きがなかなか出ない上に、事業所数自体も少ないです。

このような習い事の要素が強いところだと支援内容がはっきりして分かりやすいのですが、放課後等デイサービス(以下「デイ」)とは、あくまでも社会参加の促進を目的に生活能力の向上のための療育訓練を提供する場所として位置付けられているにすぎません。

事業所によって提供される支援サービスは多少異なってきますので、自分が提供してほしい支援内容を紙に書き出すなどしてしっかりと具体化しておくとよいでしょう。

漠然と「療育」を求めてやみくもに探したところで、お子さんにとって本来必要な支援が受けらる事業所にたどり着くまで遠回りになってしまう可能性もあるので、お子さんに必要な支援は何かをじっくり精査した上で探すことをお勧めします。

うちはの場合は、コミュニケーション能力・協調性などの社会性を向上させたい、という支援目的を持っていましたので、実際に集団での活動や取り組みの様子を息子と見学に行って、一緒に参加させてもらった時の反応や表情をみて決めました。

それから、感情の起伏が激しい方だったので、スタッフ一人当たりがつく子どもの人数が少なくて、場合によっては個別対応もOKなところであることも希望しました。

平日はSSTをメインに、クッキングや制作の活動、協調性を育むイベントを多く開催しているデイを、長期休みの期間は移動支援(公園や公共施設へのお出かけ)をメインに活動するデイを、というように使い分けています。

リストから通える範囲を絞る

障害児通所支援事業書は、自治体が発行している冊子やWebサイトに掲載されていますので、その中から通所可能な範囲を絞ります。

いくら魅力的な支援サービスを提供してくれるところでも、あまりにも遠かったり不便なところだと、通うこと自体が苦痛になってきますし、何かあったときにすぐに駆け付けることが出来ないなんてことにもなりかねません。
また、あまり自宅や学校からの距離が遠い場所だと、事業所の送迎サービスが受けられない可能性も有りますので、多少無理をして足を延ばしても大丈夫、とは考えるべきではないと思います。

ホームページがしっかりしているか見る

ホームページが長らく更新されていなかったり、中にはホームページすら無い事業所も有ります。そういったところは活動内容に不透明な印象を受けますので、子どもを預ける信用度に欠ける気がして(あくまで個人的な判断です)選択肢から除外しました。

ブログで日々の活動の様子を定期的にアップして情報を開示してくれているところの方が格段に安心感がありますね。

電話等で見学予約をする

通える範囲から絞りこんで、ホームページを確認して、信頼できる事業所だと判断できるところが見つかったら、電話して子どもと見学に行きたい旨を伝えましょう。

デイには定員があるので、空きがない場合は電話予約の時点で断られることも有ります。

 

見学時のチェックポイント

見学には必ずお子さんも一緒に連れて行って、お子さんの表情や反応をよく観察して、相性や楽しく通えそうか、などをお母さんの眼力と直感を目いっぱい研ぎ澄まして見極めてあげてくださいね。

子どもにどのような支援をしてもらいたいかをよく考えた上で、以下のような点を考察し、必要に応じて質問します。

  • 利用できる曜日と時間について
  • 一日の流れ・タイムスケジュール
  • 日々の支援及び取り組みについての具体的な内容
  • 子どもとの「相性」、雰囲気的に子どもが馴染めそうかどうか、
  • 子供一人に対してのスタッフの人数
  • 通っている子供の年齢層(幅があり過ぎないか、自分の子どもと年齢が近い子がおどれくらいいるか、など)
  • 平日は平均して何人くらいの子どもがいて、それはわが子にとって理想的な人数の集団であるか
  • 送迎サービスはしてもらえるか(学校への直接のお迎えや、送り時間を早めたりの融通は利くのか)
  • お出かけやイベントがあるかどうか。ある場合はその頻度や内容も。
  • 万が一、他の子どもとトラブルがあった時の対処法

 

これはどうしても譲れないという条件をはっきり意識して意志を強く持って見学に行きましょう。
例えばうちの場合ですと、息子がのびのびと過ごせて、雰囲気やスタッフの方との相性が良くて、見学時に子どもが良い表情であることが必須条件でした。

実際見学に行って行ったときの例

発達障害の子が習い事を見つけるには、通常よりも様々な配慮を必要とします。

息子にも何か習い事をさせてみたいとは思うのですが、一般的なところだとハードルが高いし、療育のプログラムとして実施している習い事感覚の放課後デイだと、数が少ない上に人気があるので、見つけるのは難しいだろうと諦めていたんです。

そんな時、自宅から車で15分ほどの所に英語に特化した放課後デイがあるのをネットで偶然見つけました。
電話で確認すると、現在空きもあって送迎も可能です、とのこと。
さっそく息子と見学に行きました。

英語教育の特化型だけあって、英語の挨拶から始まって呼び名もファーストネーム。オーストラリア人の男性講師と、民族衣装のような服を着たどこかの国の女性講師がいてインターナショナルな雰囲気でした。

実際の英語の授業の内容も、Eテレの「えいごであそぼう」のような雰囲気。
会話形式だったり歌や音楽を取り入れて楽しく学習に取り組めるよう工夫されていましたが、息子はまったく興味がないどころか、早く帰りたいと言っていてこの場に居るのも嫌な様子(;・∀・)
ここは自分には合わないことを肌で感じ取ったようでした。

とりあえず必要な事だけは聞いておきたかったので、対応してくれた事業主の方にいくつか質問をしましたが、来所してからのタイムスケジュールを聞いた時点で印象が良くないなぁと思いました。

そこは16時30分から英語学習のプログラムが始まるそうで、子どもたちはそれまで学校の宿題をしたりおやつを食べたりして過ごすそう。

 

うちは、支援学級の1年生で宿題が一切ありません
(担任の先生の意向で「学校で頑張っているから、家で宿題までは良いです」とのこと。)
しかも学校が14時30分に終わるので、来所してから16時30分までの時間が完全に空いてしまいます。
そういった場合、16時30分までの約1時間半を何をして過ごすのか質問しました。

しかし他に宿題がでない子は居ないようで、
宿題が無いのですか?全く?
と逆に聞き返されてしまいました。

提案としてみんなが宿題をしている間にSSTをすることも出来ます、とも言われましたが
息子が1人で一時間以上SSTを受けるなんて意味がわからないです。
(※SSTとはソーシャルスキルトレーニングのこと、集団生活を円滑に送るためのに必要なのがソーシャルスキル

念の為、
「SSTをするためにスタッフの方がひとり付いてくださるんですか?」
と質問すると、
「はい、付きっ切りではできません。」
という、なんとも腑に落ちない回答をいただきました。

ひょっとして遠回しにお断りされたのかもしれませんが。

何にせよ子どもひとりひとりに寄り添った療育がされているとは思えないと感じましたし、何より息子の様子をみても ここは絶対にないなと思って帰ってきたことが有ります。

 

まとめ

見学に行くときは必ずお子さんも一緒に連れて行きましょう。
子どもの表情は何よりも正直に語りますし、実際に通うのはお子さん自身です。

少しでも気になることがあったら質問です。
中には表面的に取り繕ってくる事業所も有りますので、言い方はわるいですがあら捜しをするくらいの気持ちで見学に行って良いと思います。

お子さんがより良い時間を過ごせる場所探しは全力でしてあげてくださいね。

最善の選択になりますように。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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