こんにちは、ハッチェです。
息子はADHD(注意欠陥多動性障害)の特性からか昔から時間の感覚について弱いところが有り、待つことが苦手で何でも前のめりに行動してしまいがちでした。
時間を伝える何か良い手段は無いものかと探していた時に見つけたのがタイムタイマーというアイテム。
我が家ではほぼ毎日使っていて使用歴は4年ほど。
今回はこのタイムタイマーの使い方と、実際使って思うメリットについてご紹介しますのでぜひ最後までお付き合いください。
タイムタイマーは時間を可視化してくれるアイテム
一般的には60分までを計るタイプの物が多く、セットした時間が赤い部分として表示されます。
時間が経つにつれて赤い部分の面積がだんだんと減って行くカウントダウン方式。
時間の経過を視覚で確認できるようになっているのです。
使い方は中央のノブを回して目的の時間にセットするだけ。
赤い部分が消えたらタイムアップ! アラーム音を”ON”にしている場合はアラーム音がお知らせします。
音量を一番小さくすればアラーム音を消すことも出来ますよ。
音量調整も裏のつまみをひねるだけなのでとっても簡単です。
見た目アナログ時計に似ているのですが、時計特有のチクタク音が無いので、
タイマーを掛けている間も音が気になることは無く、タスクにも集中できます。
少々お値段は高めですが、視覚優位の特徴を持つわが子にとってはタイムタイマーによる時間管理はすごく合っているみたい。
3歳の頃から現在(7歳)に至るまで、毎日の生活シーンに無くてはならないアイテムで時間の定義に非常に役立ちます。
買って良かった!タイムタイマーのメリット3つ
時計が読めない子供でも、残り時間が分かる
これがイチバンのメリットなのですが、子どもと時間の感覚が共有できるようになりました。
残り時間が目で見てわかるので、時計が読めない子供でも残り時間をしっかり認識できるんです。
例えば「10分」という時間。
ダイヤルを左に回して赤い面積を10に合わせたら10分。
徐々にこの赤い部分の面積が減っていき、すべて無くなったら10分経ったということ。
赤い部分で10分という時間を可視化するのです。
操作も簡単なので小さい子供でも設定することが出来ますよ。
アナログな仕組みですが、時間の感覚が弱いお子さんでも一目で残り時間が把握できるので、「あと○○分」がスムーズに伝えることが出来ます。
見通しを持って、落ち着いて待つことが出来る
残り時間が目で見てわかることは、「あとどれくらい待つのか」という見通しを持つ手伝いをしてくれます。
待ち時間をアナログ時計の針で伝えるか、タイムタイマーを使うかでは子供の気持ちは全く違ってきますので。
例えば、10時の時点で、「長い針が6になったら(10時30分)出かけようね」と伝えたとします。
まだ30分あるわけですが、時間経過の感覚が弱い子どもはその間何度も何度も時計に目をやることになるでしょう。
タイムタイマーで時間を可視化することで「あとどれくらい待つのか」という見通しを
持つことができ、気持ちに余裕を持って30分という時間を過ごすことが出来るのです。
切り替えがスムーズにできるようになった
時間について見通しがたつと、前もって気持ちの面で準備がしやすいので、切り替えがスムーズに行き、次の行動に移りやすくなるんです。
もともと気持ちの切り替えは苦手な方でしたが、
今では、前もって終わりの時間を伝えると、何も言わなくても自分でタイムタイマーを回して、次の行動へ切り替える準備をしてくれる時が有ります。
毎日活躍。日常の中でのシーンおすすめの使い方。
時間管理は日常生活の中で欠かせません。
そんな中でも特に用途が多いのはやはり「待ち時間」を伝える時。
そう、自閉症スペクトラム症やADHDの子どもの多くは「待つ」ことが苦手。
それってやっぱりどれくらい待ったら良いかについての時間の見通しが持てないからだと思うんです。
逆に待つ時間がどれくらいかがわかって時間の感覚を共有することが出来れば、「待つ」ことの苦痛を軽減することが出来るだろうし、落ち着いて待っていられることになるんじゃないかって思います。
息子も待つことは苦手だけれど、タイムタイマーを使って待ち時間を伝えるようにしたら、だんだんと落ち着いて待つことが出来るようになりました。
タイムタイマーの赤い部分の面積から、たくさん待たなきゃいけないな、とか、あと少しだな、とかがわかるので、何度も時計を確認しなくても安心して待っていられるんです。
ちなみに60分がマックスなのタイプを使っているので、60分以上先の予定を伝える時は「これがあと1回くるっとしてもまだあるよ。」とか「2回くるっとするよ。」とかいうふうに伝えています。
離れた場所からでもみやすくて卓上にも置けるサイズがおすすめです。
ハンドル付きなので家の中での持ち運びにも便利ですよ。
宿題の時間、ゲームの時間、スマホの利用時間などの時間管理にも使えるので是非試してみて欲しいアイテムです!
お子さんの時間管理のツールとしていかがでしょうか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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