気付けなかった、子供の心の成長の話。

子育て
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子供の心の成長って尊いです。

大人になってしまうと、心の成長過程に気づけない時ってたくさんあります。
なんでも当たり前に思ったり常識にとらわれていると見逃してしまうんだと思います。
そんな、とりとめのないことですが、日常の出来事を通じて思ったことがあるので書きたいと思います。
小1の息子は支援学級に通っています。
スマホで動物のゲームをいろいろ探しては遊ぶのが大好きで、
器用にタブレットを操作している様子は大人顔負けです。
その時お気に入りのスマホゲーム(ころころ変わる)の画像をスクショして印刷するのが好きで、ときどき「プリントして」とお願いしてくるんです。
けれど我が家にはプリンターが無いため、印刷するときは祖父母の家(徒歩5分)へ行って印刷しないといけません。
正直面倒くさいです。
毎週月曜日は学校で、週末にしたことを発表する時間があるのですが、
あるとき、週末に動物のゲームの画面を印刷した事を話したらみんな見たーいって言ってくれたそう。
先生も、
「お母さんさえ良かったら印刷した紙を持たせてください」と。
次の日動物ゲームのスクショを印刷した紙を何枚か持っていくと、息子、大喜びしてみんなに見せて、大好きなゲームについて友達とたくさんおしゃべりしたようでした。
そのことがあってのこの週末、また学校でみんなに見せたいから印刷してほしいと息子に言われました。
・・印刷しに実家まで行ってするのくのめんどくさいなぁ。
いや、そもそも学校に持って行くためにゲームの画像を印刷するって良くないだろ。
こういったことが今後も続いてしまうと学校の規則上も良くないし、周りの友達への影響も気になる。
そう思った私は、
こういう遊びの物は、学校に持っていったら行けないんだよ。
と学級委員長みたいなことを言いました。
すると、めずらしく息子が私の目を真剣な顔でじっと見てきました。
怒ってるわけじゃない、悲しんでるわけでもない、でも、なんかいつもと違う顔。
「前は持って行ったのに」
て言うかとおもったけど、息子何も言わずただじっと私を見ていました。
彼のこころのなかで何か違和感があったのだろうけれど、何も言わないことにしたように感じました。
息子にしてはめずらしい無言のその対応は、私を後ろめたい気持ちにさせました。

いつも、言い出したら聞かないところが有るけど不思議と無茶苦茶は言わない子。

たしかに、ゲームの画面印刷のために実家に行くと思うと面倒で嫌でした。
私は面倒くさいから断ろうとした後ろめたさをごまかすために
「先生に聞いてみていいって言ってもらえたら持っていこう」
と当初とはブレた提案をしました。
翌日、先生に事情を話すと
「持ってきても大丈夫ですよ!」と快諾してくださり、
友達に見せたい気持ちを大切にしましょうって言われました。
そのとき初めて気づきました。

息子が家族以外に見せたいなんて言うの初めてだ。

間違いなく息子の気持ちを尊重するべきだった。
私が学級委員長みたいなこと言った時の息子の顔がひっかかって仕方なかったけど、
あーいう顔した時の状況はだいたい母が間違ってることが多いです。

友達に見せたい、自分が好きなものを誰かに伝えたいって、大切な成長過程です。
そんなことにも気づかなくてごちゃごちゃ考えた結果、周りの反応を気にして否定した私。

完全にズレてるし浅はかで恥ずかしい。

子供に先生が持ってきて良いと言ってくれたことを伝えたら、
本当に本当に嬉しい顔をした息子。
母に文句の一つも、責めることも言いませんでした。
私は、気持ちを分かってあげられなかったことを子供に謝りました。
先生ってすごい。
ほんのちょっとの子供の成長を見逃さないんだから。

 

子供の成長って、意識しないと見逃してしまう芽みたいなものなんだな。

母は、まだまだみたいです。

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